なみブログ

入院&手術の記録

手術の説明

両親含めての手術説明日。



外来が終わった午後の時間帯で私達以外はあと2組。

同じように手術か何かの説明を受けに来た方々のよう。

時間を気にせず話が出来るのでこの時間なのかな。




で、あとで思ったけど、メモorボイスレコーダーでも回しておけば良かった…。




あんなに丁寧に時間をかけて一から説明してくれるとは思ってなかったのでとってもビックリ。




『何か気になる事があれば説明の途中でもいいのですぐに聞いて下さい』っていう前置きをしてくれたのも安心したひとつ。






病気について・手術について・他の治療法について・手術をしなかった場合の経過について・手術の危険性について・術後の合併症について・輸血について………などなどついてついてついて尽くし。




前週にしたMRIの結果も踏まえての説明をたーーっぷり。



ひとつひとつわかりやすい言葉で説明してくれたのでとっても安心。


あぁこの先生にお願いしてよかったなぁと実感。






が、その説明の中でちょっとした問題もあって…




当初の検査だと左の卵巣嚢腫だけ見つかってたんだけど、MRIでさらに調べたところ右にも卵巣嚢腫がありました。さらに言うと子宮筋腫もありました。










……………え?そんなに?(冷汗)








約20年前、子宮筋腫で子宮を全摘している母親のイメージが強すぎて全摘までいかなくても子宮筋腫=手術と考えてしまう私。



卵巣はひとつ残ってればホルモンバランスなどに変化無いし将来子供が欲しいってなった時にも作れるから安心だと思ってたのに一気に突き落とされた感じ。





動揺しながらも話を聞いていると、


卵巣嚢腫は左右ともに腫瘍部分だけ取って卵巣自体は出来るだけ残せるように手術する。左はそれが難しいかもしれないのでもしかしたら卵巣ごと取る事になるかもしれない。いずれにしてもどちらかの卵巣は必ず残す。



子宮筋腫は場所や大きさからいってもまったく問題無いので取っても取らなくてもどちらでも大丈夫。せっかくお腹切るからついでに取ってもいいですよ、のレベル。



ただ子宮筋腫を取る場合、将来子供産む時は帝王切開になる。



以上の事を踏まえて子宮筋腫もやるかやらないか手術当日までに決めておいて下さい、との事。と、当日でいいの??!!(笑)




あ、今日やっぱりトリートメントもして下さいっていう美容室と同じノリ(笑)







卵巣嚢腫の手術も難しくはないけどまわりとの癒着がけっこうありそうなので〜と先生。



もうその時の私には子宮筋腫をどうするかしか頭になかったわ、ごめんなさい。






そんなこんなでたっぷり濃厚な説明が終了。




20年前の手術の時、あんな丁寧な説明はなかったわ、と同じ病院ながら時代とともに変化した医療にビックリな母親。





先生に『こういう婦人科系って遺伝とかもあるんですか?』って聞いてたけど即答で『それもありますね』って言われてたなぁ…




私は気にしないけどやはり親としては気にしてしまうものなのかしら…。










家に帰って先生の話を思い出してると部分的に忘れてしまってる所もあったりして(おい)


次に病院行くのは入院の日、まだ2週間以上もある…。



それまで子宮筋腫をどうするか考えておかないといけないのか…って考えれば考える程頭の中がパニックに。







とりあえずこの日もらった書類の数がめっちゃ多かった。



入院のご案内・手術の同意書・その他病院に提出する書類達…。同席人やら保証人やらこんなにも家族の名前を書くなんて。



これ急な入院とか一人暮らしでいろんな事情がある人は本当に大変だなぁと妙に現実的な事を考えちゃったわ。


病院のハシゴ

紹介状を手にT病院へ急ぐ私。




事前の電話で先生はいるけど手術などがあるからだいぶ待つ事になるかもしれません、と言われていたのである程度覚悟して行ったのに、待ち時間ほぼゼロで中に通してもらえた。



この時の私の状態からしたらそれだけでもありがたい(泣)




あとはどんな先生か…。



今まで病院でとっても感じの悪い先生にあたり、精神的にイヤな思いをした事が何度もある私にとっては先生との相性もとても大事なもの。


ただでさえ辛いのにこれ以上イヤな思いしたくない(切実)






そんな心配をしている私の前に現れたのがとっても若くていかにも優しそうな男性医師。







わ、若い…////←



と若干の照れはあるものの、もうそれどころではなかったのでさっそく診てもらうと、やはり同じお答えが…



『これは…手術ですね…』




さきほどK先生から聞いていたし普通の痛みではない事は自分でもわかっていたので何も驚く事もない私。

自分でも冷静すぎてなんか引く(笑)







今の状態を詳しく図を書いて説明してくれるN先生。




もともとあった子宮内膜症からくる卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)が大きくなってしまっていてそれを取り除く必要があるらしい。


一般的に嚢胞が5cm以上になると破裂や捻れの危険性が高まるので手術になる事が多いとか。


それより小さいものだと他の治療法で小さくする事も可能らしいが私の場合約9cmにも成長してしまっていたようで満場一致で手術に決定。パチパチ



今は腹腔鏡の手術が多いけど私は腫れてる部分が子宮の後ろ側(腸の方)にいってしまっているのと他への癒着がありそうなので開腹してしっかり取った方が良さそうとの事。



傷跡がほぼ残らないし術後の回復が早いから腹腔鏡の方が良いって思う人も多そうだけど、御察しの通りその時の私にそこまで考える余裕はない。


治ればなんでもいいです状態。






左側の卵巣が腫れていて右は異常なさそうだから左の卵巣を腫瘍ごと取ってしまい、右はそのまま残しましょう。というのがその時の先生の見解。(のちに変わる)











あぁ……チョコレート嚢胞……



知ってました、それ。







数年前婦人科に通っていて1本1万円の注射を毎月打ったりそれなりに治療してたんだけど一旦様子見、ってなった頃から勝手に通院をやめてしまいそのまま定期検診も何も受けずに早5.6年………。




『今更言っても仕方ないかもですけど、これって定期的に検査してたら手術って事にはならなかったんですかね…?』と恐る恐る聞く私に先生の『そうですね』が突き刺さる。







ま、こうなった以上何言ってもしょうがない。気持ちを切り替えるのだ、と自分に言い聞かせる。





『とりあえず今日出来る検査は全てしていって下さい。で、来週はMRI。その次の週は手術の説明をするのでご家族を連れてきて下さい。手術は…えーっといつにしましょうか?この日なら空いてるかなぁ〜』とパラパラ ファイルをめくる先生。




え?これってネイルの予約なの?ってくらい気軽な手術の予約にビックリ(笑)




とりあえず今から予約を入れておかないとどんどん埋まってしまうから入れておきましょう。もし今日帰ってゆっくり考えてやっぱりやめるってなったらそれでも大丈夫ですよって言われさらに不安になってくる(笑)




たぶん先生はセカンドオピニオンの事とかも含めて言ってたんだと思うんだけど今すぐにでも切ってもらいたいくらい痛みと闘っていた私にとってもう考える余裕はなかった。(結局常に余裕は無い)





とりあえず1番早い日でお願いします、と言うとそれは約1ヶ月後。



あと1ヶ月もこの痛みと闘わないといけないなんて絶望的すぎる……。







今よりも痛みが酷くなったり突然激痛があったらすぐに来て下さい。破裂してるかもしれませんから。




ははははは…破裂……ガクガクブルブル








そんな話をしてる間も痛みで座れない私は手で体を浮かせながら(空気椅子のような感じで)痛みで顔が引きつってる。



半分お尻浮かせてるけど決してオナラをしてるわけではありませんよ、と心の中で言いながら。









とんとん拍子に話は進み(←こんな時に使う言葉なのか謎)すべての日程が決まる。





昨日は幕張でBIGBANGと楽しい時間を過ごしていたのに今日は病院のハシゴで入院&手術が決まるなんて人間いつ何が起こるかわからんなぁ〜と他人事のように考えたりなんかして。





尿検査・血液検査・CTの検査をしてその日は終了。







病院のロビーでお会計待ちをしていると両親登場。


手術になるかも、という私の連絡で迎えに来てくれたらしい。



心配そうな母親に対し冷静に手術の事や仕事の事、保険の事など現実的な話をしていく。



こんなにお腹が痛かったら入院まで仕事も少しセーブしていかないといけないかなぁ。



夏に韓国(もちろんコンサート)行きたいから今は残業代稼ぎたかったのに、と絶対親には言えない不安まで色々襲ってくる。





とりあえず入院費が一体いくらくらいかかるのか受付で聞いてみるとザックリとした計算で約25万。






ほ、ほほーーう。

けっこうイキますね。




が、しかし健康保険の自己負担限度額というのを知り思わずガッツポーズ(よしっ)





さぁ、入院に向け色々準備。


病院へ

朝一で以前通っていた婦人科へ。




相変わらずお腹は痛い…

しかも昨日より痛くなってる…






下痢でお腹が痛いのかなんなのか、もうわからなくなってトイレからずっと出られないし。




とりあえず会社は休み、時間はあるのでゆっくりゆっくり家を出て駅へ向かう。



駅で一度トイレに寄ってみるが相変わらずお腹がよくわからない状態なので出られない…





20分くらい頑張ったけど何も出ないので病院へ向かって歩き出してみる。




駅から徒歩5分の病院に辿り着くまで一体何分かかっただろう…。



なんだか変な汗が出てくるしこれが昨日じゃなくて本当に良かった、と思いながらなんとか病院に到着。




診察を待ってる間も何度も何度もトイレへ。(相変らず何も出ない)



その頃から座ってるとお尻から圧迫されるようにお腹まで痛くなってきて座ってるのでさえ辛くなってくる。



どの体勢が楽なのかわからず片方のお尻を浮かせるようにして待合室で待つ事数十分。








久しぶりの先生。

最後に来たのいつだったっけ?



2010年の東京マラソン出場する時に生理がかぶっちゃうからそれをずらす薬を出してもらった以来??


もともと子宮内膜症があってとりあえず経過診ていきましょうって言われて勝手に通院をやめてしまった以来??



もうそれさえもわからないくらい久しぶり。




尾木ママ的な女性らしさがなんとなく感じられるとても優しいK先生。




さっそく診てもらうと

『これは切らないとダメかもねぇ』










あ、やっぱり←











正直昨日からのこのお腹の痛み、普通じゃないと薄々感じておりました、はい。




ですよねって感じでわりと冷静に話を聞く私。





とりあえずここじゃ手術は出来ないから他の病院紹介するけど、どこがいい?って聞かれ、沈黙が…。え…わからない…。




入院&手術は地元の病院以外考えてなかったけど地元には大きな病院がいくつかあってどこが良いかとかよくわからない。




K先生は開業医でもあるけど地元の大きなT病院にも在籍してるからそこが良さそうだなぁと思いつつも手術となれば私的には大事なのでとりあえず落ち着いてから一旦ググりたい。




迷った挙句、どこの病院にも出せるように紹介状を書いていただく事に。




なるべく早い方がいいから今週中には行ってね、と言われ病院を出た私はすぐに母親へ電話してみる。




20年前、子宮筋腫で子宮を全摘した母親に色々聞いてみるとやはりT病院が1番婦人科の評判が良いからそこにしたらどうかという事になった。




善は急げという事でそのまま病院のハシゴ。



幸いK先生の病院からT病院まで徒歩5分。




時間調べて行ったつもりだったのにまさかの外来が10分前に終わっていた…チ----ン 

 





明日またきて下さい、と言われ素直に帰り始める私。



とりあえず駅まで戻ってきたはいいけどやっぱりお腹が痛すぎてこの痛みを明日の朝まで我慢するなんていくら痛みに強い私でも自信がない……。




絶望的になってたところへ母親から電話が。




紹介状もあるし、緊急性があるならすぐ診てもらえるかもだからもう一回行ってみな、との事。




無駄足になるのはイヤだったのでその場から病院に電話して聞いてみるとそんなに辛いようなら、と診てもらえる事に。



受付→婦人科→先生に確認 のこの電話に30分くらい時間がかかってすでにヘトヘト。



何はともあれ急いで病院へ。












5月15日

5月15日(日)、ずーっと楽しみにしてたBIGBANGのファンクラブイベント。




ウキウキのはずなのに気分が上がらない。








楽しみに待っていたのにこんな時に限って……





お腹が痛い……。










でもチケットは友人分も含め私が持ってるし行けば痛みくらい忘れてなんとか楽しめるでしょ!と考えたけどやっぱり痛い……



なんだろ、この下腹部痛……

これって婦人科系かなぁ……



気のせいであって欲しいという期待を込めつつも当日の朝、あまりの痛さに病院探し。





でも、日曜日ってほんとにどこもやってない( ; ∀ ; )




救急で診てもらう事も考えられたかもしれないけどそこまでは…と思い結局病院は明日の朝イチで行く事に。





今日はこのまま会場(幕張)に向かおう。本当にダメだったら友人に話して私だけ途中で帰ってこよう。ってくらいの痛み。痛いけど絶望的な痛さではない、っていう無理やり我慢しちゃえる痛み。←なにげに危険なヤツ






で、友人と会い食事もし、無事にイベントも終わり、痛いけどみんなと話してれば気が紛れるし大丈夫かもって勝手に安心して帰宅。








〜帰宅後〜



あれれ?

なんか…さっきよりも痛いかも…



こりゃ明日絶対に病院行かなきゃダメだな…とお腹をさすりながら眠りにつく…。