なみブログ

入院&手術の記録

手術当日(入院2日目)

朝5:00起床。

病院の起床時間は6:00なので1時間早く目が覚めた。

 

前日に飲んだ下剤の効果で腹痛があり。

 

しばらくシャワーも浴びられないので汗拭きシートで体を拭き綺麗にしておく。

 

 

8:00頃、突然K先生が登場。

この病院を紹介してくれたK先生。

普段はご自身がされている婦人科の病院にいて毎週金曜日の外来と朝自分の病院が始まる前にここに顔を出しているらしい。

 

約1ヶ月前、私がひどい腹痛ではじめて病院に行った時以来に会うのでなんだか久しぶり。

 

まさか入院中に会えるとは思ってなかったので突然の登場にビックリしていると『(僕のこと)わかりますか?』と聞かれたので『もちろんです!』と答える。

 

『今日手術なんでしょ?』と色々話を聞いてくれる優しい先生。

最近は卵巣嚢腫の手術というと腹腔鏡でやるのが多いけど私の場合は開腹になったのでそれが少し心配で、と言うと手術を食事と障子に例えて話してくれた。

 

 

障子の向こうにご飯が用意されてるとするでしょ?

その障子に小さな穴を開けて箸を通してご飯を食べるよりも障子を開けてご飯の目の前に座ってしっかりとどんな料理があるのか目で確認しながらご飯食べた方がわかりやすいじゃない?開腹手術ってそんな感じだよ。

 

なるほど、わかりやすい(笑)

 

癒着もあるししっかり取るなら開腹の方が確実だしあとあと安心だよ、と言われ手術への不安が少し解消される。

 

子宮筋腫も見つかって切るか切らないか自分で決めないといけないんです、と言うと『どっちでもいいって事はたいしたものじゃないって事だから大丈夫でしょ。とりあえず今日の手術がんばってね』と、わりとあっさり。

 

ま、そうですよね、と考えすぎて頭パーン状態にまでなっていた自分を思い出す。

やっぱり子宮筋腫は切らなくてヨシっと…。

 

K先生と話して緊張感もほぐれ安心しているところで主治医の先生登場。

 

やっぱり子宮筋腫は今回やらなくて大丈夫です、と伝えると『良い選択だと思います』と言われなんだかスッキリ(笑)

 

手術前に色々聞いておきたい事があったような気もするけどさっきK先生と色々話したので特に思い浮かばず←

 

 

『今日○○さんの前に2〜3件手術が入ってて、ちょっと押すかもしれないので少しお待たせしちゃうかもしれません』と。

予定では私の手術は13:20〜。

9:20頃から点滴開始。

 

何時に始まるのかドキドキしながらその時を待つ事に。

 

手術日という事で入院中1番気合が入るこの日。

まさにこの時を待ってましたと言わんばかりにBIGBANGのツアーTシャツに袖を通す。


韓国のコンサートで着た以来のTシャツ。

部屋着でも着てなかったのにまさか病院で着ることになるとは…。

デザイン的にはシンプルなので気づかれる事はないだろうと思っていたのにさっそく母親世代の看護師さんに気づかれた(笑)


『あ、あれ?!それ…BIGBANGの…!』

『え?!これわかるんですか?!ファンなんですか??』

『毎年(コンサート)行ってグッズ買ってるんです(照)』

 

 

なんとまぁ!ここでびっぺんさんに会えるなんて!(笑)

忙しそうだったのでそれ以上の会話は出来なかったけどなんだかテンション上がった瞬間。

 

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その後は特にする事はないけど動画とかを見る気にはなれなかったのでただひたすらボーっとして過ごしていると10時頃なんだか病室が慌ただしくなってきた。

 

6人部屋で私ともう1人しかいなかったところへ新たに3人の入院患者がやってきた。

 

普段はカーテンをしているので外の様子はよくわからないけどそれぞれ親同伴で来ているよう。

年齢的には30代後半と20代前半くらいの女性。

 

1人の方がお母様と一緒に『今日から入院します○○です』と挨拶してくれた。

 

入院事情はよくわからないけど私が見てた感じだとみんな基本的にそれぞれカーテンを閉めているので同じ病室の人とあまり接触してない感じだったなぁ。

 

年齢とかも関係あるかもしれないけど…。

特に20代30代の人はあまり喋ったりしてなかったかも。

私も入院中、他の患者さんとはほぼ喋らなかったし…。

 

話しかけられたら話せるけどこちらから話しかけるというのがなかなか出来ない性格なので最後の方はもうちょっと頑張って話しかければ良かったと少し後悔もした(笑)

 

 

 

12:30に看護師さんの回診。

体温は37.5度。微妙に熱がある。

 

下剤の事を聞かれたので特に便意はないけどなんだか出切ってない感じがして…大丈夫ですかね、と聞くと『腸の手術じゃないし、まぁ大丈夫でしょ』と笑顔。

 

ネットで見ると全身麻酔中(手術中)に便が出てしまう事もあるって書いてあるしそんなんなったら恥ずかしいし(でも意識ないから自分はわからないし)手術後はベッドから動けないからもしトイレに行きたくなったらベッドの上で排便って聞いてるしそんなの絶対嫌だしってなんだか手術の事よりもトイレの心配ばかりしてしまう自分(笑)

 

何度かトイレに行ってみるけど特にもう何も出てこないので一旦その心配を頑張って忘れる事にした(笑)

 

 

点滴も始まったしトイレも行ったし、そういえば着替えってどうするんだろう…手術着はいつ着るの?と気になり看護師さんに聞いてみると手術室で着替えるからそのままの格好で大丈夫との事。

 

 

病室で手術着に着替え、ストレッチャーで手術室まで運ばれ…というのを想像していたのでちょっとビックリ。

 

点滴を自分でカラカラ押しながら徒歩で行くとの事。

徒歩か…

確かに手術前だし元気だしね(笑)

 

 

12:30頃に両親が来てなんだか落ち着かない様子。私より緊張しているみたい。

 

万が一手術中に予定と違う処置をしなければならなくなった場合、どうしてもそれしか方法がないと言われたらそれで了承して大丈夫だからね、と伝える。

 

予定ではどちらかの卵巣は必ず残すと言われているけど開けてみてどっちもダメってなったらそれはそれで仕方ないから。

手術中に両親に同意を求めてって事があるのかどうかはわからないけど、あとあとその事で両親を後悔させてしまうのが嫌だったので念のため。

 

 

 

そんな話をしていると看護師さんがやってきて、前の手術が長引いているので13:20が13:50に変更しましたとの事。

 

 

待ってる時間が1番緊張する。

立ったり座ったりトイレ行ったり。

 

これからが大変なんだよなぁと実感があるのかないのかわからない状態で時間が経つのをひたすら待つ。

 

 

13:45。

看護師さんがそろそろ行きましょうと呼びに来る。

 

もうここまできたら覚悟もきまっているのでわりとリラックス。みずから点滴押しながら病室を出て両親も一緒に別棟の手術室へ。

 

これからお腹切るのか〜となんだか不思議な気分。

今はこんなに元気に歩いているけど明日の今頃はどんな状態になっているのか、どんだけ痛いのか、まったく未知の世界…。





つづく